御蔵島で野生のイルカと泳ぐための費用・予約方法・おすすめ時期まとめ
野生のイルカの群れと一緒泳ぐ夢を叶えられる島
手軽に、ほぼ100%の確率でイルカの群れと泳ぐことができる島が日本にはあります。しかも住所は東京都、その名は御蔵島(みくらじま)です。
2019年6月に私自身が体験した素晴らしい体験を、この記事を通してシェアし、シュノーケリングで野生のイルカと戯れたいという夢をお持ちの皆さんのお役に立てたら幸いです。
それではいきましょう。
- 野生のイルカの群れと一緒泳ぐ夢を叶えられる島
- 御蔵島ってどんな島?
- 総費用はどれくらいかかる?
- ドルフィンスイムのベストシーズンは?
- 産まれたてほやほやの赤ちゃんイルカを狙うなら
- 大型連休はなるべく避けたほうがいいかも
- 【最重要】まずは宿の確保を!
- まとめ
御蔵島ってどんな島?
東京都の南約190kmに位置し、島周辺に150頭ほどのミナミハンドウイルカが定住しています。人口は300人ほどのこじんまりとした島ですが、商店や居酒屋、郵便局などがあり、滞在中に不便することは特にないかと思います。
「イルカと泳げる島」として近年有名になってきていますが、最初からそうだったわけではなく、長い歴史の中で、島の人々が適度な距離を保ちながらイルカとの関係をゆっくりと育んできたことで、私たちのような観光客でも一緒に遊べるまでになりました。
総費用はどれくらいかかる?
往復のフェリー代 東京(竹芝桟橋)⇔御蔵島
東京(竹芝桟橋)発のフェリーが毎日1往復だけ就航しており、これを利用するのが一般的です。
(空路等を利用する方法もありますがここでは省かせて頂きます。)
フェリーは客室のグレードによって料金変わってきますが、私は雑魚寝が嫌だったのでカーテンで自分のベッドを区切れる特2等で行きました。
この場合、通常料金は以下の通りですが、インターネット予約すると通常期20%割引(繁忙期は15%割引)があるので下記の東海汽船のサイトから予約するとお得です。
出発・到着時間 | 通常料金(特2等) | |
---|---|---|
往路 | 22:30東京(竹芝)発 → 翌日05:55御蔵島着 | ¥11,460 |
復路 | 12:35御蔵島発→同日19:40東京(竹芝)着 | ¥11,460 |
※2020年5月現在
島での宿泊費+ドルフィンスイム代
御蔵島でのドルフィンスイムは、基本的にそれぞれの宿から出発する形で行われているので宿泊予約する際に同時にドルフィンスイムも予約できます。
滞在中に何回泳ぎたいのか、お昼ご飯は宿で用意してもらうのか等で料金が異なってきますが、宿泊予約の際に相談すると優しく説明していただけます。
ご参考までに2人で2泊し、4回ドルフィンスイム(1回あたりイルカの群れを見つけるごとに何回も泳ぎます)をした時の明細をご覧ください。
あくまでざっくりとですが、一泊(¥8,000/人)して2回ドルフィンスイムをし(¥7,300 x 2回)、ウエットスーツやマスク・フィン等の機材を全てレンタル(¥4,400)する場合、一人あたりの料金は¥27,000となる計算ですね。
ここに昼夜の食事代を追加していただくと大まかな費用がイメージできるかと思います。
結局いくらくらいかかる?
御蔵島で一泊して2回ドルフィンスイムを行う場合、上記のフェリー代+宿代+ドルフィンスイム代で約5万円、これに現地での食事代が1万円ほどかかったとすると、一人あたりの総費用の目安は6万円~7万円となりますね。
この金額、皆さんはどう思われますか?
個人的にはこの出費をはるか超える感動を味わい、一生の思い出ができました!
ドルフィンスイムのベストシーズンは?
御蔵島への上陸は100%保証されているわけではない!
イルカたちは御蔵島に”定住”しているので、一年中見ることができ、ドルフィンスイムは例年3月下旬から11月上旬まで行われています。
でもここで注意しておかなければならない御蔵島ならではの特殊な事情があります。
それは”フェリー着岸成功率の低さ”です。
一般的に御蔵島へはフェリーで行くこととなりますが、上記にもある通り御蔵島は切り立った崖に囲まれているため大きな港がありません。
小さな桟橋が一つあるのみで全ての船はそこに着岸するのですが、通常の港だと問題なく着岸できるような波でも、御蔵島の場合は断念して引き返すといったことがよく起こります。
特に冬場は海の状況が悪くなりやすく、一カ月の就航率が2割・3割を切ることもあります。
でも安心してください。過去データを見ると5月~9月は80%程度で比較的安定して就航しており、特に5月・6月は台風等の心配も少なく着岸できる可能性が高い傾向にあります。
御蔵島の公式観光案内所のホームページでは、毎日フェリーの運航状況が更新されていて、過去の就航率を確認することができます。
海況ばかりは運ですが、ご自身の出発日を決められる際の一つの参考となります。
私が滞在した際も、同じ宿に泊まられていた方の帰りのフェリーが島に着岸できず、泣く泣く次の日の仕事を休まれていました。。。
御蔵島に行かれる際は余裕を持った日程を組むこと、そして日々の生活で徳を積むことが大切ですね(笑)
産まれたてほやほやの赤ちゃんイルカを狙うなら
イルカの出産ラッシュはだいたい5月ごろから始まります。
お母さんイルカに守られながら必死に泳ぐ赤ちゃんイルカに会いたい方は、本格的な夏がはじまる5月~7月に行かれると、 可能性がぐっと高まりますよ。
大型連休はなるべく避けたほうがいいかも
また、あまり泳ぎが得意でなく水中でガイドさんの手助けが必要な方や、できるだけ人の少ない時期を狙いたい方は、ゴールデンウィーク・お盆・シルバーウィーク等の繁忙期を避けるのが無難です。
人が多くなると、どうしてもガイドさんのお客さん一人一人に対するサポートが手薄になってしまう可能性がありますからね。
ガイドさんから聞いた話では、連休でたくさんの人を見すぎたイルカたちはあまり遊んでくれなくなることがあるそうです。
世間の夏休みが始まる前に行くことができれば、構ってちゃんモードのイルカと遊びやすいかもしれません。
色々な観点から見た以上の理由からベストシーズンは5月~6月とさせていただきます。
【最重要】まずは宿の確保を!
御蔵島には観光客の宿泊できる宿が10件程度しかなく、しかも宿の予約がない観光客は上陸することができません!(テント泊や野宿も禁止で、日帰りもできません)
イルカと高確率で安定して泳げる場所は世界中を見渡しても多くないため、シーズンになると国内のみならず海外からたくさんのイルカ愛好家の皆さんが御蔵島に集結します。
そのため必然的に宿の予約戦争が勃発するわけです。
宿泊日の2カ月前から予約開始といったお宿もあるほどなので、イルカと泳ぎたいと思い立った時点で、まずはご自身が希望する日程で島内の宿に空きがあるのかを確認して予約する必要があります。
ここで注意すべき点として、御蔵島の宿泊施設はじゃらん等の予約サイトに掲載がありません。そのため電話での予約が一番確実で手っ取り早いです。
御蔵島の公式観光案内所で各宿の連絡先等の詳細を確認できるので下記に貼っておきますね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
私自身、野生のイルカと泳ぐのは長年の夢だったので、御蔵島でそれが実現したときの感動はものすごかったです。
島に上陸できさえすればほぼ確実にイルカとは泳げるので、宿と船の予約が済めばあとは海況に恵まれることを祈るのみです!
別記事では御蔵島でのドルフィンスイムの一日の流れやおすすめの美味しいお店等も紹介していく予定なので、よろしければそちらもご覧ください。
ご質問等ございましたらコメント欄からお気軽にお問い合わせください。
皆さんの旅が天候に恵まれ、最高のものになりますように!